ドォーモ、エトネア通り周辺 |
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■ ドォーモ広場 《Google Map》 |
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Piazza Duomo |
1693年の大地震の後、設計し直された広場で、立派なバロック様式の教会や宮殿が周囲を取り囲んでいます。東側がドォーモと司教館(現在は宗教関係博物館)とサンタガタ・アッラ・バディア教会、南側がウツェダ門と神学校(現在は一般の建物)、北側がカターニアの市庁舎、広場中央にはカターニアのシンボルの象の噴水があります。
有名なパレルモ出身の建築家ジョバンニ・バッティスタ・ヴァッカリーニが設計を手がけた建物が多く、バッカリーニ広場と呼んでもいいほど、彼の作品で囲まれています。
広場の建物は、黒と白のモノトーンで出来ていますが、これはエトナ山の黒い溶岩とシラクーサの白い石灰岩の組み合わせです。 |
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□ ドォーモ(=大聖堂) 《Google Map》 |
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Duomo di Catania |
ドォーモ広場の東側にあるドォーモは、カターニアの守護聖女聖アガタに捧げられています。ノルマン時代の1090年、ルッジェーロ1世により、ローマ時代の浴場跡に建てられました。1169年の地震と1194年の火災で被害を受け、13世紀に再建されましたが、1693年の大地震で再び崩壊し、18世紀に入りバロック様式で再建されています。
建物本体はジローラモ・パラッツェット、正面ファザードはヴァッカリーニの設計。18世紀末にクーポラが完成し、19世紀中頃に鐘楼が付け加えられました。11世紀末創建当時のノルマン建築は、現在でもアプスと翼廊の部分に残されています。
内部は、ガランとした印象を受けますが、これは18世紀に付け足されたバロック装飾を、意図的に取り除いたためです。
ドォーモ内部には、カターニアの守護聖女を奉った聖アガタ礼拝堂の他に、カターニア出身の有名なオペラ作曲家ヴィンチェンツォ・ベッリーニの墓があります。
開: 月〜土 07:00〜12:00 16:00〜19:00
日、祝 07:30〜12:30 16:30〜19:00
※ガイド同伴団体の場合、10:30〜12:00 16:00〜17:30
※ミサの最中は入ることが出来ません。(平日 07:30 10:00 18:00、日・祝 08:00 09:30 11:00 18:00)
(2020年1月時点の情報) |
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□ アキレスの古代ローマ時代の浴場跡 《Google Map》 |
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Terme Achilliane |
カターニアは3つの古代ローマ時代の浴場跡が残りますが、そのうちの一つ。紀元後3〜4世紀のものとされています。当時は、ドォーモ広場の東半部を覆う規模の大規模なものだったらしい。発掘された部分はわずかで、大部分はドォーモ広場と周囲の建物の下に埋まっています。現在見学出来るのは、冷浴室とカターニアの地下を流れるアメナノ川から水を引いていた水路の跡。
入口は、ドォーモの正面の右側にありますが、いつも閉まっています。ドォーモの右隣の宗教関係博物館1階の切符売り場に行き、そこで切符を購入すると、係員が入口を開けてくれます。
見学出来るところが少ないので、古代ローマの建築物やカターニアの歴史にある程度の知識がないと、なにこれで終わってしまうかもしれませんが、古代ローマの遺跡ファンにはお勧めです。
開: 月、水、金 09:00〜14:00
火、木 09:00〜14:00 15:00〜18:00
土 09:00〜13:00
休: 日、祝
料: 5.00ユーロ
(2020年1月時点の情報) |
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□ 象の噴水 《Google Map》 |
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Fontana di Elefante |
ドォーモ広場の中央にあるバロック様式の噴水は、1735年にヴァッカリーニの設計で造られました。黒い溶岩の象は古代ローマ時代のもので、その上のオベリスクはエジプトから持って来られたもの。
象は、カターニアのシンボルで、リォトルという名前がついています。
象の噴水の後ろ(北側)の建物は、カターニアの市庁舎で、18世紀後半のヴァッカリーニの設計。象が建物に装飾として用いられているので、別名「象の宮殿」という名前がついています。 |
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□ ウツェダ門 《Google Map》 |
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Porta Uzeda |
ドォーモ広場の南東の奥にある門は、大地震後、ドォーモ広場を再建する際、建造されました。
門の左側は司教館で、現在は宗教関係の博物館、門の右側は昔の神学校です。 |
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□ アメナノの噴水 《Google Map》 |
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Fontana di Amenano |
ドォーモ広場の南西にあるバロック様式の噴水は、19世紀に造られました。噴水の下には、カターニアの町の地下を流れるアメナノ川が流れています。
アメナノの噴水の後ろは、アロンツォ・ディ・ベネデット広場で、毎朝、シチリアで一番大きい魚市場が開かれます。広場の奥には、16世紀の町の城壁とカルロス5世の門があります。 |
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□ バディア・ディ・サンタガタ教会 《Google Map》 |
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Chiesa di Badia di Sant! Agata |
ドォーモの左後ろに見える華麗なバロック様式の教会。サンタ・アガタ修道院に付属していた教会です。
1620年に建造のサンタガタ教会と修道院が大地震で崩壊した後、18世紀に入り、ヴァッカリーニの設計で再建されています。内部は、豪華なバロック様式の漆喰で装飾されています。
開: 6月〜8月
月 09:30〜12:30
火〜土 09:30〜12:30 17:30〜20:30
日 19:00〜20:30
9月〜10月&4月〜5月
月 09:30〜12:30
火〜土 09:30〜12:30 15:30〜17:30
日 09:30〜12:30 16:00〜20:30
11月〜3月
月 09:30〜12:30
火〜土 09:30〜12:30 15:00〜18:00
日 09:30〜12:30 19:00〜20:30
2015年からクーポラに登ることが出来るようになりました。クーポラからカターニアの町の眺めを楽しむことが出来ます。
料: 4.00ユーロ
(2020年1月時点の情報) |
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■ 大学広場 《Google Map》 |
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Piazza Universita' |
ドォーモ広場からエトネア通りを少し北にいったところにある広場。左右をカターニア大学の建物が挟んでいます。
広場の東側には、1738年にバッカリーニの設計で建てられたサン・ジュリアーノ侯爵パテルノ家の屋敷だったサン・ジュリアーノ宮殿があります。20世紀に入ると、宮殿の建物は劇場やホテルや銀行として利用されますが、現在はカターニア大学の校舎になっています。
西側には、1693年の大震災の後に、バッカリーニとバッタリア親子の設計で建てられたカターニア大学があります。
カターニア大学は、1434年アラゴン家のアルフォンソ5世により創設されたシチリアで一番古い大学です。 |
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■ コレッジャータ教会 《Google Map》 |
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Basilica Collegiata |
エトネア通りの大学広場とステシコロ広場の間にあります。正式名は施しの聖母マリア教会ですが、通称コレッジャータ教会です。
昔ペルセフォネの神殿があったところに、ビザンチン時代処女マリアに捧げられた教会が建てられ、アラゴン家がシチリアを支配していた1396年に王家の礼拝堂になりました。
1693年の大震災後、教会の本体はアンジェロ・イタリア、ファザードはステーファノ・イッタールの設計で再建されています。 |
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■ ベッリーニの像 《Google Map》 |
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Monumento a V. Bellini |
ステシコロ広場の東側には、カターニアが誇るオペラ作曲家のヴィンツェンツィオ・ベッリーニの像があります。
1882年ジュリオ・モンテヴェルディの作で、一番上の椅子に座った人物がベッリーニ、その下にはベッリー二のオペラの4つの代表作の像(ノルマ、清教徒、海賊、夢遊病の娘)があります。 |
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■ 円形闘技場 《Google Map》 |
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Anfiteatro |
ステシコロ広場の西側には、古代ローマ時代2世紀中頃に造られた円形闘技場の跡があります。闘技場は、エトナ山の溶岩製で、大きさが125m
x 105mあり、約15000人の観客を収容出来ました。(シチリアで2番目に大きい闘技場)11世紀後半、ドォーモを建造するため、闘技場の石が石材として持ち出され、その後、建物上部が破壊されました。
開: 4月〜8月 月〜金、日 09:00〜13:00 14:30〜18:00
土 09:00〜13:00
9月〜3月 火〜日 09:00〜13:00 14:30〜17:00
休: 月(冬時間)、一年の内の特別な祝日
料: 無料
※開館時間でも閉まっていることがよくあります。(特にオフシーズン)
(2020年1月時点の情報)
古代ローマ時代の円形闘技場を再現する3D動画サイト
(当時の闘技場がイメージしやすいです。)
カターニア円形闘技場再現3D動画(YouTube) |
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■ クロチフェリ通り 《Google Map》 |
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Via dei Crociferi |
18世紀の壮麗なバロック様式の教会と修道院が、わずか200mほどの長さの通りに集中して立ち並んでいます。
サン・フランチェスコ広場から始まり、サン・フランチェスコ・ダッシジ教会→サン・ベネディクトのアーチ→ベネディクト派修道院と教会→サン・フランチェスコ・ボルジア教会(現在文化関係展示会場)→元イエスズ会建物→サン・ジュリアーノ教会→クロチフェリ修道院→サン・カミッロ教会→元チェラミの公爵の屋敷(現在はカターニア大学の法学部校舎)があります。
ベネディクト派修道院は、14世紀に城壁の外に造られますが、15世紀に城壁内の現在の場所に移転しました。1693年の大地震で崩壊した後、1703年から1714年にかけて再建され、1763年に全体が完成しました。ファザードはバッカリーニの設計で内部の天井のフレスコ画はジョバンニ・トッカリ作です。2013年からガイド付ツアーで見学することが出来ます。
【サン・フランチェスコ・ダッシジ教会】
開: 08:30〜12:00 16:00〜19:30
【ベネディクト派教会】
開: 火、金、土 10:00〜17:00
第一日曜日 11:00〜17:00
料: 5.00ユーロ
※毎月第一日曜日は3.00ユーロ
※ガイド付ツアーになっていて、1時間に1本ツアーが出ています。(伊語または英語)
【サン・フランチェスコ・ボルジア教会】
開: 月〜土 09:00〜19:00
日、祝 09:00〜13:00
【サン・ジュリアーノ教会】
開: 木、金、土 10:00〜13:00
料: 4.00ユーロ
(2020年1月時点の情報)
★カターニアバロックを代表するこの通りは、何本かのイタリア映画に登場しています。 |
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■ ビスカリ宮殿 《Google Map》 |
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Palazzo Biscari |
ドォーモの裏手にあるバロック様式の宮殿は、18世紀にカターニアの町を取り囲んでいた城壁の上に、ビスカリ公パテルノ・カステッロ家により、フランチェスコ・バッタリアと息子のアントニオを含む数名のバロック建築家の設計で建てられました。
1787年5月3日、シチリア旅行中のドイツの文豪ゲーテもここを訪れ、イタリア紀行に記しています。(ゲーテが見たビスカリ公が収集していた考古学の品々は、カターニア市に寄贈され、現在はウルシーノ城に展示されています。)
外側の城壁の上の窓枠の石灰岩のバロック装飾が素晴らしいです。
宮殿はパテルノ・カステッロ家の子孫の所有で、結婚式の披露宴やイベント会場として貸し出されています。そのため、通常は宮殿の中には入れません。
★映画 「副王家の一族」のロケ地 |
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■ サン・ニコロ・ラレーナ教会 《Google Map》 |
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Chiesa di S.Nicolo l'Arena |
ダンテ広場の前に堂々と建つバロック様式の教会は、見ると少し不思議な感じを受けますが、実はファザードが未完成。左隣のベネディクト派修道院に付属する教会していた教会です。
1687年にコンティーニの設計で建設が開始しましたが、修道院の建築に金をかけ過ぎて、教会のファザードは未完に終わりました。
左隣のベネディクト派修道院に付属した教会で、バーリのサン・ニコラに捧げられています。
教会内部は、盗難に幾度となくあったため、ガランとしていますが、18世紀のパイプオルガンと19世紀の日時計があります。
開: 月〜土 09:00〜13:00
休: 日、祝
料: 無料
クーポラに登る場合 3.00ユーロ
(2020年1月時点の情報) |
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■ ベネディクト派修道院 《Google Map》 |
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Convento dei Benedettini |
サン・ニコロ・ラレーナ教会の左隣にあります。
もともとエトナ山標高700mのニコロージにあったベネディクト派サン・ニコロ・ラレーナ修道院が、噴火と冬の厳しい気候を避けるため、1558年にカターニアの町の城壁内の現在の場所に移転しました。
しかし、1669年のエトナ山の大噴火で溶岩流がカターニアの町にまで流れてきて、修道院付属の教会は溶岩流で駄目になりましたが、修道院自体の建物は助かりました。1687年からコンティーニの設計で新しい教会の建築が始まりましたが、さらに追い打ちをかけるように、1693年の大地震で修道院は地下と一階の一部分を残して崩壊しました。
9年後の1702年、シチリア各地から当時の有名建築家(アマート、バッタリア、イッター、パラッツォット、バッカリーニ)を呼び寄せ、バロック様式で修道院の再建が始まりました。新らしい回廊、図書館、食堂、キッチン、修練者の棟、夜の礼拝堂が造られました。
修道院の敷地面積はヨーロッパ第二位で、シチリア有数の修道院でした。ここの修道院には、主に貴族の子弟が入っていたため、修道院はとても豪華、質素な修道生活をしていたとは思えません。
1866年の修道院廃止令で修道院は国に没収され、軍の宿舎→学校→博物館→天体物理観測所になりますが、第二次世界大戦の空爆で被害を受けた後は、カターニア大学に寄贈されました。
1984年からイタリアの有名都市計画家ジャンカルロ・デ・カルロの設計で、修道院を大学の校舎として利用するための工事が始まりました。ジャンカルロ・デ・カルロは、現代建築の技術とデザインを用いて、大学校舎として見事に蘇らせました。現在は、カターニア大学の言語学&外国文学部と語学部と哲学部の校舎になっています。
現役の大学ですが、2011年からガイド付ツアーで見学が可能です。ツアーに参加すると、2つの回廊の他、地下の古代ローマ時代の屋敷跡、16世紀のキッチンと地下室の他、18世紀に再建された後のバロック様式のキッチンと食堂、食料やワインを保存しておいた地下室、1669年の溶岩流跡、かつての修道院長の部屋(現在は教授の部屋)を見せてくれます。
ツアーに参加すると、想像を上回る面白さですが、時間のない人はバロックの装飾が見事な修道院の外観だけでも、十分見る価値があります。
シチリアで修道院の建物を見てみたいという人には、一番お勧めの元修道院です。
開: 1月1日 10:00〜17:00
1月〜7月 & 9月〜12月 09:00〜17:00(最終ツアー17:00スタート)
8月 11:00〜18:00
所要時間 約75分
休: 12月25日
料: 8.00ユーロ
※ガイド付ツアーになっていて、1時間に1本ツアーが出ています。(伊語または英語)
(2020年1月時点の情報)
★映画 「副王家の一族」のロケ地 |
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■ ウルシーノ城 《Google Map》 |
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Castello Ursino |
1250年頃、フェデリーコ2世により建てられました。城の周囲は現在は完全な陸地ですが、元々城は港に張り出していて、1669年の噴火の時、溶岩が流れてきて、周囲を溶岩で埋め立てられました。城の高さも、現在の1.5倍近くあったそうです。
1295年にはシチリア議会が開かれ、当時のシチリア王アラゴン家のハイメ2世を廃位し、弟のフェデリーコ3世をシチリア王に選出しました。1296年、シチリア王となったフェデリーコ3世はウルシーノ城に王宮を構え、その後のアラゴン家のシチリア王達は1415年までウルシーノ城を王宮としていました。(そのため、アラゴン王家の人達の墓は、パレルモでなくカターニアやメッシーナの教会にあります。)
現在、城は市立博物館になっていて、カターニア近郊で発掘されたギリシャ・ローマ時代の考古学品が展示されています。その他、時々絵画の展示会が行われます。
内部に入らなくても外観だけでも一見の価値があるところです。
開: 09:00〜19:00(最終入場 18:00)
料: 6.00ユーロ
※1年の内の特別な祝日は閉館の可能性あり
※展示会期間中は入場料が高くなります。
(2020年1月時点の情報) |
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■ ローマ劇場&オデオン 《Google Map》 |
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Teatro Romano & Odeon |
ローマ劇場は、古代ローマ時代紀元後2世紀の初めに建てられました。周囲を一般住宅に囲まれているため、そう大きくは見えませんが、実は直径が87mあり、当時は7000人以上を収容出来ました。ノルマン時代、ドォーモ建設のため、劇場を飾っていた大理石が持ち出されています。その後、劇場を覆うように、一般住宅が次々に建設されましたが、現在は一角を除いて除去され、劇場らしい姿を取り戻しました。(それでも、シチリアで一番生活感を感じさせてくれる遺跡!)
ローマ劇場の後にある小劇場オデオンは、2〜3世紀の建造です。舞台部分は一般住宅が覆い、上部は崩壊しているので、原型を想像するのが難しいのですが、当時は1300人を収容することが出来ました。リハーサルやコンテストの際に使われていたそうです。
劇場入口横には、発掘の際に出てきた大理石の柱頭、装飾、像が展示されています。
入口は、ヴットリオ・エマヌエーレ通りにあります。表示が出ていますが、普通の建物の入口のようなので分かりにくいです。
開: 夏時間 09:00〜19:00(最終入場 18:30)
冬時間 月〜土 09:00〜17:00(最終入場 16:30)
日、祝 09:00〜13:30 14:00〜19:00
料: 6.00ユーロ
※毎月第一日曜日は無料
(2020年1月時点の情報) |
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■ ベッリーニ劇場 《Google Map》 |
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Teatro Massimo Bellini |
19世紀始めに多目的劇場として建設開始されますが、途中何度も中断検討された結果、建築家カルロ・サダの設計で、1890年にオペラ劇場として完成しました。同年5月31日、ベッリーニのオペラ「ノルマ」で幕切りされています。内部の音響効果がいいことで知られています。
近年、劇場の周囲が整備され、パブやレストランが増え、夜には賑やかな地区になります。
開: 月〜土
ツアー開始時間 09:30、10:30、11:30、12:30
休: 日・祝
料: 6.00ユーロ
※リハーサル中は入れないこともあります。
※ガイド付ツアーになっています。
(2020年1月時点の情報)
カターニアベッリーニ劇場公演プログラム |
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■ ベッリーニ公園 《Google Map》 |
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Villa Bellini |
エトネア通りに面した公園。南国の木々が植わった緑豊かな公園は、市民の憩いの場になっています。
元々は、18世紀にビスカリ公により造られた個人の庭園です。19世紀の半ばにカターニア市が購入し、それから拡張整備され、現在の公園になりました。
高台には東屋があり、海が少しとエトナ山が見えます。車の喧噪に疲れたり、暑い夏に歩きつかれたら、木陰で休むのにお勧めの場所です。
開: 春、秋 06:00〜22:00
夏 06:00〜23:00
冬 06:00〜21:00 |
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■ ベッリーニの生家 《Google Map》 |
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Museo Belliniano |
オペラ作曲家ヴィンツェンツィオ・ベッリーニ(1801-1835)が生まれた家は、サン・フランチェスコ・ダッシジ教会の前のグラヴィーナ・クユイラス家元邸宅内にあります。
現在は博物館になっていて、ベッリーニが生まれた部屋、子供時代に弾いたピアノや大人になってから作曲に使ったピアノ、楽譜、手紙などが展示されています。
開: 月〜土 09:00〜19:00(最終入場 18:30)
日、祝 09:00〜13:00(最終入場 12:30)
料: 5.00ユーロ
(2020年1月時点の情報) |
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■ ジョバンニ・ヴェルガの生家 《Google Map》 |
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Casa di Giovanni Verga |
真実主義の小説家ジョバンニ・ヴェルガ(1840-1922)の生家は、ガリバルディ通りに面した18世紀末の建物の3階にあります。
ヴェルガが幼少時代を過ごし、成人後イタリア本土に住むようになってからも、時々戻ってきていた家には、彼の遺品が残されています。
開: 月〜土 08:00〜13:00 14:30〜18:00
日、祝 08:00〜13:00
休: 1年の内の特別な祝日
料: 4.00ユーロ
※冬は午前中のみの開館のこともあります。
(2020年1月時点の情報) |
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町の外れ |
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■ ガルバルディ門 《Google Map》 |
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Porta Garibaldi |
ガリバルディ通りの西側の入口にあります。1768年にブルボン家のフェルディナンド4世とオーストリアのマリア・カロリーナの結婚を記念して、ステファノ・イッタールの設計でバロック様式で建てられました。
エトナ山の黒い溶岩と白い石灰岩の組み合わせが印象的です。
町の中心から離れ、周囲はやや荒廃していますが、ドォーモ広場近くからバスの便があります。 |
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