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シチリアの治安(パレルモ・カターニアおよび空港周辺、その他のシチリアの町&観光地) |
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難民問題 |
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言葉 |
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両替 |
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クレジットカード |
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電話(公衆電話、携帯電話)とインターネット |
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チップ |
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水 |
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トイレ |
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島内の交通機関(列車、バス、タクシー、ハイヤーNCC、レンタカー) |
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宿泊施設(ホテル、B&B、アパート&レジデンス、アグリツーリズモ) |
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シチリア旅行の服装&持ち物 |
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■ シチリアの治安 |
□ パレルモ・カターニアおよび空港周辺 |
シチリアでもパレルモやカターニアのような大きい町は、ナポリほど危険というわけではありませんが、完全に治安がよいとも言えません。パレルモ旧市街やカターニア旧市街の車やオートバイが入れる道で、外国人観光客や地元の高齢者の女性を狙ったバックのひったくりが発生することがあります。歩く時は常にバックには気をつけるようにしましょう。また、混んでいる市バスに乗る時も要注意!バックは常に手で押さえるようにして下さい。スーツケースがあるときは、手荷物の注意がおろそかになるので、バスはやめて、タクシーに乗ったほうが無難です。
万が一のことを考え、現金などの貴重品は、ホテルのセーフティボックスやスーツケースに鍵をかけて保管し(貴重品を部屋に置きっぱなしで、外出しないように!)、必要なものだけ持って出かけることをお勧めします。
それから、財布がわりに中身が見える透明なビニールポーチは使わないようにしましょう。現金が見えると、目をつけられる可能性があります。
財布やスマホなどを置き忘れた場合、見つかる可能性は極めて低いですので、置き忘れにはご注意下さい。
周囲に注意していれば、パレルモでもカターニアでも、夜の一人歩きは問題ありません。ただし、治安の悪い地域や人気のない道路や、車しか走らない郊外の道路は歩かないこと。あと女性の場合は、男性同伴でない限り、男性の目を引くような服装(ハイヒールやミニスカートなど)は避けることです。(普通のスカートやワインピースはOK)そういう職業の女性か、遊ぶ気があると勘違いされます。 |
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□ その他のシチリアの町&観光地 |
シチリアの中小規模の町は、比較的治安がいいので、一般常識をわきまえた行動をしていれば問題ありません。
タオルミーナのような小さい規模の観光地は、監視カメラが町の各所に設置されているところが多く、警官が頻繁にパトロールしているので、治安がいいです。 |
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■ 難民問題 |
ヨーロッパで近年問題になっている難民問題ですが、シチリアの場合、2000年を超えたあたりから、地中海を密航船で渡ってくる難民の人達が、シチリアとチュニジアの間のランペドゥーサ島に到着していました。2011年のリビア内戦、シリア内乱の頃から、難民の数が増えましたが、2015年にシリア等からトルコ・ギリシャ国境を超え陸路でヨーロッパに入ってくる難民の数が増えると、シチリアに海路で来る難民の数は減りました。特に2018年にイタリアの政権が変ってから、新政権が難民に厳しい政策とっているため、難民はほとんど来なくなりました。
したがって、普通の観光地に行くのであれば、シチリアで難民を見かけることはないでしょう。(私が2015年に行った、最前線のランペドゥーサ島でさえ見かけませんでした。)
いずれにせよ、シチリアは足場にすぎません。難民申請が認定されれば、多くの難民は失業率の高いシチリアに残らずに、北へと旅立っていきます。 |
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■ 言葉 |
一般的に、観光地のホテル、レストラン、お店では、英語が通じます。
しかし、観光地でも、銀行、郵便局では、あまり英語が通じないことがありますし、警察や病院はさらに英語が通じる可能性がさらに低くなります。
観光地のバスやタクシーは、目的地、時間、金額等の簡単な英単語ならば理解してくれます。 |
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■ 両替 |
銀行、両替所、大きい町の郵便局、一部の旅行会社で両替が可能ですが、クレジットカードのキャッシングの普及により両替出来るところが減ってきました。
イタリアでの両替には、ほとんどのところで日本より高い手数料がかかりますので、あらかじめユーロで使う金額が分かっている場合は、日本で両替しておいた方がお得です。
イタリアで両替する場合、出来るだけ、銀行か郵便局を利用するようにして下さい。それ以外のところは、手数料が高いからです。 |
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■ クレジットカード |
クレジットカードは、ほとんどのお店で使えます。中でもVISAが一番多くのところで使えるので便利。次がマスター、ダイナーズ、アメリカン・エクスプレス、JCB。(アメリカン・エクスプレスは、手数料が高いので嫌がれることもあり)
クレジットカードは代金を支払う他に、キャッシング機能が付いているので、現地のATMでユーロをキャッシングすることが出来ます。大金を両替する場合を除き、イタリアの銀行で両替するよりも、クレジットカードでキャッシングした方が手数料が安いです。(ただし、EURONETのATMは、カード会社のレートではなく、EURONET独自レートの適用されて、レートが悪いので、避けた方が無難です。)
それから、日本と異なり、イタリアではガードでの支払いの際、サインではなくPINコードの入力を要求されます。PINコードが分からないと、カードを使えません。
現金をあまり持たずに、クレジットカードでキャッシングしながら旅行する予定の人は、2枚かそれ以上のクレジットカードがあると安心です。万が一、カードが使えなくなったり、ATMにカードを吸い込まれたときに、慌てなくても済みます。 |
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■ 電話とインターネット |
イタリアの公衆電話から日本へ電話をかけるときには、次の通りになります。
00+81+0を取った市外局番+相手の番号(ホテルからかけるときは、通常0発信)
イタリアでも日本同様、公衆電話の数が減っていて、探すのがとても大変です。その上、公衆電話が故障していることもあり、使い方も難しいです。市内の固定電話にかける場合以外は、通話料金が高いので、1ユーロコインを数枚準備して下さい。
個人旅行で海外に行かれる方は、緊急時のために、海外でも通話可能な携帯を日本から持参することをお勧めします。空港送迎を依頼していてフライトが遅れる場合の連絡や、ロストバゲッジして航空会社からの連絡を待つときや、病気や怪我になり保険会社からの連絡を待つときや、B&Bやアパートに宿泊してオーナーに連絡を取るときに、現地で通話可能な携帯がないと不便です。
近年は、ほとんどのホテルでWIFI(無線ラン)を無料で利用出来るようになりました。(しかし、客室ではなく、ロビーのところもあるので、確認が必要) |
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■ チップ |
日本のようにチップの習慣がない国から来ると、面倒だと思われるかもしれませんが、イタリアでは、ユーロ導入後、物価が高騰して生活が大変になったとはいえ、チップの習慣は存在しています。基本、普段の生活では必要ありません。外食の際、顔なじみのトラットリアやピッツェリアで、チップを置くことは稀になってきていますが、特別な機会や、旅行の時はチップを残す人が多いです。(チップの習慣は、イタリアの北と南で差があり、北イタリアよりも、伝統的で所得水準の低い南イタリアの方が根強く残っています。)
ホテルのポーターには、荷物一つにつき1.00ユーロ。(ただし、格式高い高級ホテルのスイートに泊る人は、荷物2個で5.00ユーロくらいお札で渡すのがスマート)レストランでは、レシートにサービス料が加算されてない場合、5.00%程度(サービスに不満がなければ、最低1.00ユーロ/人)。タクシーは、切り上げた端数が目安。ハイヤーの場合、空港送迎は距離により5.00ユーロ〜10.00ユーロ、1日のサービスはサービス内容によって15.00〜25.00ユーロが目安です。グループの場合は日帰りで25.00ユーロ(宿泊を兼ねる場合は30.00ユーロ)。ガイドにも同額のチップが目安です。空港で長く待たせてしまった場合や、時間オーバーしても追加料金を請求されない場合は、目安以上に渡してあげて下さい。
チップはお世話になった人への感謝の表現だと思って下さい。(大人になると、感謝の言葉だけでは足りないことがあります。)
日本や現地の旅行会社のツアーに参加する場合、現地旅行会社に手配依頼する場合、ホテルに手配依頼する場合も、チップ込みと明記されている場合を除き、料金にチップは含まれていません。
貧乏旅行ならいざ知らず、ある程度の年齢になったら、大人のマナーとしてチップは忘れないようにしましょう。現地ではあえて口にしない常識です。
あと、チップは必要ないという旅行会社もあるようですが、それは間違いです。販売する側の無知さと、自分達の利益には関係ないからという心ない判断であり、現場で実際にサービスをする人間の事情は違います。サービスの質を向上させるためにも、チップは必要です。
「ありがとう」と言いながら、サービスをした相手に直接渡してあげて下さい。直接でないと、間に入っている現地旅行会社が取ってしまうか、金額を減らすことがあります。(シチリアの場合)
なお、チップがわりに現地の人に日本の土産を渡すのはやめた方がいいです。(相手が日本のことを好きだと分かっている場合を除く)現地の人は、国際交流ではなく、生活のために仕事をしているので、チップは現金が一番です。 |
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■ 水 |
イタリアの水は、日本のように軟水でなく、硬水のため、石灰分が多く含まれています。そのため、水道水ではなく、ミネラルウォーターを飲むようにした方がいいです。(ミネラルウォーターには、ガス入りGassataとガス抜きNaturaleがあります。)
シチリアの水道水は、町により、水源や供給状況が異なるため、事情が全く異なります。水道水を飲める町もあるし、飲むのに適してない町もあります。地下水が豊富なエトナ山の東側(タオルミーナ、カターニア)の水質は比較的いいのですが、降水量が少ないシチリア南部や西部、周囲の島々(特にランペドゥーサ島)の水質はよくないです。 |
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■トイレ |
イタリアのトイレは洋式トイレ。ホテルやレストランを除くと、公共のトイレは便座がないトイレがほとんどです。どうするかというと、便座に直接座らずに、いわゆる空気イス(中腰)で利用します。無理な人は、日本から便座除菌シートを持参して下さい。トイレットペーパーが切れていることがよくあるので、外出の際にはティッシュを必ず持参して下さい。
また、イタリアは公衆トイレが少ないです。あっても有料(50セントから1ユーロ)。駅のトイレもコイン式で有料。(小さい駅はトイレ自体がありません。)
バールやガソリンスタンドで、トイレを借りるときは、コーヒー飲むか、ガムや水1本を買うのでもいいので、お店のサービスを何か利用するのがマナーです。
ドライブインや観光名所の無料トイレで、きれいに清掃されていて、掃除する人が入口にいる場合は、20セント程度渡すのがマナーです。 |
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■ 島内の交通機関 |
□ 列車 |
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ローマやナポリなどイタリア本土の都市に行くとき利用価値があります。特に飛行機のストがあるときは、ローマやナポリくらいの距離ならば、列車(IC利用)の方が安心です。
島内の移動には、列車はバスより時間がかかる上に本数が少ないため、主要区間を除いてあまり適していません。しかし、観光客にとっては分かりやすいです。 |
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□ バス(プルマン) |
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シチリア島内を大小さまざまなバス会社の路線が網の目のように張り巡らされています。言わば、車を持たない住民の足。列車にくらべて、本数が多く、早く目的地に到着出来ます。特にタオルミーナやエンナなどの山の上の町に行く場合は、バスは町の入口まで行くので便利です。
ただし、日曜・祝日はかなり本数が減ります。特に、1月1日、復活祭日曜日と翌日月曜日、5月1日、8月15日、12月25日は要注意です。バスの便が激減するだけでなく、区間によっては、まったくバスが運行されません。
主要都市間を除いて、時刻表の変更が、シーズンの変わり目に行われます。 |
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□ タクシー |
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イタリアではタクシーの色は「白」です。タクシーの看板が出ていて、通常車の後部に小さく○○市のTAXI××番と表示されています。(白タクと見分けるポイント!)
タクシーは営業範囲が決められていて、市内の規定のタクシー乗り場に待機しています。流しのタクシーはありません。タクシーに乗りたい時は、タクシー乗り場まで歩いていくか、ホテルで呼んでもらいます。空港、駅、港などのタクシーには、正直な運転手が少なく、外の人間と見れば、ぼるタクシー運転手が多いです。(しかし、小さい町のタクシーには良心的な人が多いです。)
4〜5ッ星ホテルのフロントでタクシーを呼んでもらうと、タクシーのかわりにハイヤーが来て、ホテルのバックマージンが含まれるため、正規料金よりも10〜100%高い料金を請求されることがあります。日本のようにホテルから呼べば、規定の料金のタクシーが来るという考えは、イタリアの高級ホテルでは通用しません。現地でホテルに頼めばいいやの考えは高くつくことが多いので、頼む前には必ず料金を確認しましょう。最後に料金を請求された時に、ハッとするのでは遅いのです。
タオルミーナ等の観光地のタクシーには、メーター計がついていません。料金表は存在しますが、基本的にタクシー運転手の言い値です。
また、イタリアのタクシーは、スピードを出すタクシーが多いです。(早くタクシー乗り場に戻り、次の客を載せたいため) |
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□ ハイヤー |
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イタリアではハイヤーの色は「白以外の色」(黒、シルバー、紺)です。車のフロントガラスにNCC(ハイヤーの意味)の表示があり、後部に小さく○○市のハイヤー××番と表示されています。
タクシーと異なり、ハイヤーは営業範囲が決められていません。広範囲(イタリア全土)で営業を行うことが出来ます。ただし、タクシーと異なり、完全事前予約制です。事前予約システムにより、適正な料金でサービスを提供することが可能です。
個人営業ではなく、会社形態が多いのもハイヤーの特徴です。一般的に、ハイヤーはタクシーよりも、車内の清掃が行きとどいていて、運転手の接客態度が丁寧です。見知らぬ土地でも安心して利用できます。
短距離はタクシーの方が安いですが、中・長距離の日帰り観光や長時間のサービスはハイヤーの方が安いことが多いです。 |
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専用車(ハイヤー)の旅・空港送迎 |
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□ レンタカー |
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交通の不便なところに行くときや、田舎の町を訪れるときに便利です。しかし、パレルモやカターニアの町中での運転は難しいです。一方通行が多く、車線もあまり守られてない上、車がどこから飛び出してくるか分かりません。
山の上の町に行く場合は、急カーブや急勾配が多く道が狭いので、ある程度の運転技術が必要です。
車を路上駐車するときは、駐車禁止の場所でないかどうかよく確認して下さい。ハイシーズンの海沿いの観光地では、住民以外の人が市民パスのついてない車を路上駐車すると高額の罰金を取られます。料金を払って、駐車場に駐車しましょう。
近年、シチリアの各町では、ZTL(進入禁止区域)が増えています。知らずに入ると罰金を請求されます。パレルモの旧市街、カターニア中心地区、タオルミーナ中心地区、シラクーサのオルティージャ島、ラグーサ・イブラ、アグリジェントのアテネア通り等に行かれる方は注意して下さい。
ガソリン代は、日本や他のヨーロッパの国よりも高いです。高速料金は安いですが、ほとんどの区間に照明がないため、夜は暗いです。
イタリアのレンタカー会社には、オートマ車は少ないので、オートマ車に乗りたい人は事前予約してくるのがいいでしょう。
あと、レンタカーを運転する場合は、荷物に注意すること!スーツケースはトランクに入れ、運転中もオートロックをかけた上で、バックは外から見えないよう足元に置くのが安全です。特に、カターニア空港周辺は治安がよくない地区があるので、道を聞くときには注意して下さい。レンタカーを利用される方でも、到着日に空港からホテルに移動する時は、専用車空港送迎を利用した方が安心です。
1番肝心な点ですが、レンタカー会社の基本保険(強制保険)には、搭乗者障害保険が含まれていません。搭乗者障害保険は任意加入になっています。 |
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■ 宿泊施設 |
□ ホテル |
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州の法律の基準に基づいて1ッ星から5ッ星のランクに分けられています。しかし、必ずしも星の数でホテルの質とサービスを判断出来るわけではありません。星の数よりも、宿泊代金とその町の物価から判断すべきです。日本人の方の中には、5ッ星にこだわる人もいますが、星の数に応じてエクストラのサービスも高いということを念頭において下さい。(ミネラルウォーター500ml1本が5.00〜6.00ユーロ、タクシーを呼んだはずがハイヤーが来て高い料金を請求される等々)ポーター等へのチップも必要です。また、超高級ホテルには、スーツケースを自分で転がして歩いて行くのはやめましょう。ホテルの質を下げる行為です。
観光地(タオルミーナ、シラクーサ、アグリジェント、ラグーサ、トラパニ等)では、4月〜10月がハイシーズンで料金が高く、11月〜3月がオフシーズンで料金が安いです。一方、パレルモ、カターニアでは、9月〜6月が料金が高く、7月と8月のバカンスシーズンは町が閑散とするため、料金が安いです。 |
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□ B&B(ベッド・アンド・ブレックファースト) |
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近年、シチリア中に増えてきました。ホテルがない町にも、大概B&Bはあります。ホテル同様、州の基準に基づいて、1ッ星から3ッ星のランクに分けられています。
イタリアのB&Bは、イギリスなどの自宅の部屋を貸す家庭的なB&Bとは異なり、アパートがB&Bに改築されているところが多いです。(エレベーターがないところが多いので、重いスーツケースを持って旅行する人には向いていません。)
B&Bは、ホテルのような24時間対応のフロントはないので、事前に到着時間を連絡しておく必要があります。部屋に電話もありませんし、エレベーターがないところも多いです。朝食は、簡素なところが多いですが、近年ホテル並みの朝食を出してくれるB&Bもあります。しかし、朝食開始が08:00からと遅いところが多いです。
荷物預かりをしてくれないところもあるので事前に確認しておきましょう。
イタリア語または英語が話せて、スタッフ不在でも問題なく、現地でも通話可能な携帯電話を持って旅行する人向きです。 |
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□ アパート&レジデンス |
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3泊以上の長期滞在をする人にお勧めです。部屋がホテルの部屋よりも広いし、キッチンがついているので自分で料理することが出来ます。物価が高い観光地では、利用価値が高いです。
アパート、レジデンスは、部屋数が多いところを除いて、ホテルのようなフロントはないので、事前に到着時間を連絡しておく必要があります。部屋に電話もありませんし、エレベーターがないところも多いです。
最後に清掃代金がかかるところもあるので予約の際にご確認下さい。荷物預かりをしてくれないところがあるので事前に確認しておきましょう。
イタリア語または英語が話せて、スタッフ不在でも問題なく、現地でも通話可能な携帯電話を持って旅行する人向きです。
最低宿泊日数を設けているところが多いです。 |
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□ アグリツーリズモ(農園ホテル) |
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ホテル同様、1ッ星から5ッ星までランクが分かれます。
田舎に滞在してのんびりしたい人にお勧めです。シチリアのアグリツーリズモは、公共交通機関の不便なところにあるので、レンタカー利用の人にお勧めします。
シチリアの場合、農家の人がやっているというよりも、農園の経営者が使用人を雇って経営していることが多いです。実際に農業体験が出来るところや、経営者家族と一緒に食事をするようなアグリツーリズモはありません。そのかわり、プールやレストラン等の設備があるところが多いです。農家に宿泊するというよりも、田舎のアパートか、田舎のプチリゾートホテルに滞在する感じです。シチリアでは、近年、高級なアグリツーリズモやワイナリーが敷地内に運営する宿泊施設も増えてきました。
最低宿泊日数を設けているところが多いです。
アグリツーリズモは、天候が安定している5月〜10月中旬にお勧めです。冬は雨が多いのでお勧めしません。 |
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■ シチリア旅行の服装&持ち物 |
冬(12月〜2月)は、温暖と思われがちですが、太陽が出ているとき以外は寒いので、ダウンジャケットは必須です。ただし、ダウンジャケットの下は普通の暑さのセーターで大丈夫。エトナ山やシチリア内陸部の寒いところに行くのでなければ、ダウンジャケットの下に厚手のセーターを着ていると暑く感じます。ただし、風が吹いていると、肌が出ているところが冷えるので、ニット帽が役に立ちます。また、雨が降ることがあるので、折り畳み傘が必要です。エトナ山やシチリア内陸部の寒いところに行かれる方は、使い捨てカイロもあると便利です。(公共交通時間を利用する際も、十分に暖房が効いてないことがあるため、役に立ちます。)
春(3〜4月中旬)は、暖かくなったり寒くなったりで、天気次第で気温が違うのですが、天気がいい日でも日が暮れると気温が下がるので、地元の人はまだダウンジャケットを着ています。(日本のような春服は存在しません。薄手の冬服を着ています。)それから、イタリアにも花粉症はあります。3月下旬〜5月上旬にシチリアに来られる花粉症の人は、薬を持って来た方がいいです。マスクはイタリアでは変な目で見られます。(イタリア本土の場合は、4月〜6月が花粉症の時期)
初夏(4月下旬〜6月初旬)は、基本的にまだ長袖です。5月中旬ぐらいまで、長袖のジャケットもあった方がいいです。紫外線が強くなってくる時期なので、紫外線対策の帽子と日焼け止めが必要です。
夏(6月〜9月上旬)は、直射日光が非常に強いので、帽子または日傘とサングラスと日焼け止めが必須。ネット上で、イタリアでは日傘を差していると変な目で見られるという記述をよく見ますが、観光地ではそうでもありません。炎天下の遺跡では、男性も日傘があったほうがいいです。服装は、女性の場合、長ズボン+長袖トップ+UV手袋+帽子(+UVマスク)で肌を出さないようにするよりも、普通の夏服で服に合わせた色の日傘を差す方がいいです。光の量が多く眩しいので、暗い色やくすんだ色よりも白や明るい色の方が素敵に見えます。
服装は、日中は紫外線が強いので、トップは半袖で日焼け止めを塗るか、肌が弱い方は長袖の服がお勧めです。ボトムは男性は長ズボンか半ズボン、女性は長ズボンかカプリパンツかスカート。夜の外出には、女性はワンピースとサンダルがお勧め。男性は高級レストランに行く場合はジャケットが必要。(しかし、夏のリゾート地のレストランはジャケット不要な店が多いです。)
夏のシチリアに一番適しているのは、汗をかいてもすぐ乾くリネンの服です。
夏は、緑のあるところには蚊がいます。虫に刺されやすい人は、虫よけスプレーを持って来るといいでしょう。
秋は(9月中旬〜11月)は、意外に暖かいです。基本的には、10月初旬まで夏服でOK。晴れれば日射しがきついので、サングラスと帽子が必要です。ただし、天気が急に崩れたときのために、長袖の上着は必ず持ってくること。あと、季節の変わり目の雨が降ることがあるので、折り畳み傘もあった方がいいです。シチリアでも傘は売っていますが、路上で売っている安い傘はすぐに壊れます。野外の遺跡の観光やエトナ山観光を予定されている方は、ポケットレインコートもあると便利。 |
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(2019年9月最終更新) |
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