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			シクリのホテル シクリ〔Scicli〕は、ラグーサ県に属し、ラグーサの南方約25キロにあります。（人口約27,000人）町は、サン・マッテオ、ロザリオ、クローチェの３つの丘に囲まれたわずかな平地に広がり、一方が海に向かって開けています。 ３つの丘の一つのサン・マッテオの丘の頂上には、現在城塞の跡が残っていますが、ここがシクリの一番古い地区にあたり、紀元前１５世紀頃からギリシャ人が来る前の先住民族シクリ人が住み始めました。（町の名前シクリは、シクリ人に由来していると言われています。）アラブ時代から町は発展し、１３世紀末からモディカ伯領になりました。現在の町がある丘の下の平地に町が広がってきたのは、１４世紀頃から。1693年の大地震で、シクリの町は他のヴァル・ディ・ノートの町同様崩壊し、１８世紀にバロック様式で再建されました。2002年にヴァル・ディ・ノート後期バロック様式の町の一つとして世界遺産に登録されています。 観光客があまり訪れることのない田舎町でしたが、世界遺産になり、イタリアのテレビドラマの撮影が行われてから、町の中心は整備されて、少しずつ観光地化されてきました。 シクリと言えば、イタリア人にはイタリアのテレビの刑事ドラマ「モンタルバーノ刑事」のロケ地として有名ですが、実は映画「マレーナ」にも、褐色の町のパノラマが登場しています。 【行き方】 シチリアの他の町からシクリへ シクリの町のパノラマ 町の中心のイタリア広場 町を流れる川 シクリに泊まるなら、次のホテルがお勧めです。 ホテル名をクリックすると、オンライン予約出来ます。　B&B予約の際の注意 ホテル・ノヴェチェント ☆☆☆☆　町の中心の２０世紀初頭の歴史ある建物を改築したホテル その他のシクリのホテル ■ ベネヴェンターノ宮殿　《Google Map》 Palazzo Beneventano ドゥーカ・ダオスタ通りにあります。シクリを代表するバロック建築。 二階のバルコニー下と一階の窓の上と建物の上の角の紋章の下に、ユニークかつグロテスクな顔の彫刻がついています。黒人や妖怪のような顔が今にも襲いかかってきそうで非常に面白い。 一見の価値あり！ ■ サン・イニャツィオ教会（マドレ教会）　《Google Map》 Chiesa di San Ignazio イタリア広場に面して建つバロック様式の教会。元は1629年に創設されたイエスズ会の学校に付属していましたが、1874年からシクリの中心の教会になりました。 教会内部には、シクリの町の守護聖人サン・グリエルモの骨と、ミリツィエの聖母（白馬に乗ってアラブ人を踏み潰そうとしている聖母の姿は、アラブ人に戦闘を挑んだノルマン人を表現）の像が保管されています。 ■ サン・ジョヴァンニ教会　《Google Map》 Chiesa di San Giovanni １３世紀創建。1693年の地震の後、１８世紀後半にバロック様式で再建された使徒ヨハネに捧げられた教会です。1860年までシクリで慈善活動をしていた高貴なビアンキ使徒会の拠点の教会でした。 ■ 市庁舎　《Google Map》 Palazzo Municipio 左隣のベネディクト派修道院があったところに1902年から1906年にかけて建てられたネオルネッサンス様式の建物で、シクリの市庁舎になっています。イタリアのテレビドラマ「モンタルバーノ警部」の中で、ヴィカータの警察署として登場する建物です。 モンタルバーノの部屋 開：　10:00〜14:00　15:00〜18:00 料：　3.00ユーロ ★イタリアドラマ 「モンタルバーノ警部」のロケ地 ■ サン・ミケーレ・アルカンジェロ教会　《Google Map》 Chiesa di San Michele Arcangelo シクリの教会の中でも古い教会の一つ。1693年の大地震の後、１８世紀後半から１９世紀後半にかけて再建されたバロック様式の教会です。 ■ カルミネ教会＆カルメル会修道会　《Google Map》 Chiesa del Carmine Convento dei Carmelitani ブサッカ広場に面して建っています。 カルミネ教会は、バロック様式の教会で、1751年のアルベルト・マリア修道士の設計。右隣のカルメル会修道院に付属していました。 カルメル会修道院は、1386年の建造。1693年の地震で破壊された後、1775年〜1778年にバロック様式で再建されています。 ■ サンタ・マリア・ラ・ノーバ教会　《Google Map》 Chiesa di Santa Maria La Nova 中心地から少し離れた丘と丘の間に建つ教会。 １７世紀から１８世紀にかけて建てられたバロック様式の教会です。 ■ サン・マッテオ教会（旧マドレ教会）　《Google Map》 Chiesa di San Matteo 町を囲む丘の一つサン・マッテオの丘の上に建っています。 １１世紀創建、１４世紀から町の中心が丘の下に移り始めた後も、1874年までシクリの中心の教会でした。１１世紀の教会は、1693年の地震の後にバロック様式で再建されましたが、現在は見捨てられ、廃墟になっています。 教会の横からシクリの町全体を見渡すことが出来ます。眺めがすばらしいので、丘の上にあるので階段の道を登っていくのは大変ですが、シクリに行ったら絶対訪れる価値があります。
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