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ラグーサのホテル
ラグーサ途中観光付専用車ロングトランスファー
ラグーサ/モディカ/ノート観光専用車(TAO発)
ラグーサ県の県庁所在地ラグーサ〔Ragusa〕は、イブレイ山地南部に位置しています。(標高385〜640m/人口約73,400人)
ラグーサの町は、旧市街のラグーサ・イブラ(イブラ地区)〔Ragusa Ibla〕と新市街のラグーサ・スペリオーレ(スペリオーレ地区)〔Ragusa Superiore〕の2つに分かれます。

ラグーサ・イブラ
は、両側を渓谷に挟まれた細長い瓢箪形の丘の上に形成されています。原住民のシクリ人がイブラ・エレアの町を築いたラグーサで最も古い場所で、1693年の大地震の前まで、ラグーサの町はこのイブラだけでした。震災後、イブラは、昔からの封建領主貴族により、再建されました。近代に入り、ラグーサの産業の発展とともに、都市化が進んだスペリオーレ地区とは裏腹に、未だに廃家が残るイブラですが、2002年に世界遺産になってから、建物の修復が進んできました。新しいホテルやB&B、土産物屋、レストランが次々にオープンして観光地化が進みました。
一方、ラグーサ・スペリオーレは、イブラの向かいの丘に、1693年の大震災の後、1452年の永代小作権制度導入後に農民から身を起こした新興貴族により、建設されたラグーサの新しい地区です。碁盤の目状に整備され、近代的な建物が多いですが、バロック様式の教会や宮殿も多く残っています。

大震災の後、ラグーサ・スペリオーレが形成されてから、イブラとスペリオーレは、200年以上に渡り町の分裂と統合を繰り返してきましたが、1927年に最終的に統合されました。その間、イブラとスペリオーレは、自分の町の方が豊かであることを誇示するために、大聖堂を初めとして数々の教会や宮殿を築いたと言われています。
2002年にヴァル・ディ・ノート後期バロック様式の町の一つとして世界遺産に登録されていて、イブラとスペリオーレを合わせ、計18件の世界遺産に指定されたバロック様式の建築物があります。

ラグーサは、シチリア南部の丘陵地帯にあるため、夏は暑く、秋冬は天候が不安定で、真冬は0度近くまで気温が下がります。ラグーサの観光シーズンは、4月〜6月、9〜10月。オフシーズンの11月〜3月は、ラグーサ・イブラのレストランやお店の半数近くが冬季休業のため、閉まります。

スペリオーレは緩やかで広々した丘の斜面、イブラは小さいひょうたん型の丘全体に町が形成されているため、観光客が行かない工場やマンションが立ち並ぶ新しい地区を除いて、町全体が坂と階段で構成されていて、
バリアフリーとは無縁の世界です。足の不自由な方、小さいお子様連れ、ご年配の方にはお勧めしません。

【行き方】
シチリアの他の町からラグーサへ

専用車の旅 では、タオルミーナ発日帰り観光シラクーサ発日帰り観光にて、ヴァル・ディ・ノートの3つの町(ラグーサ/モディカ/ノート)を訪れることが出来ます。
途中観光付ロングトランスファー「タオルミーナ−ラグーサ−モディカ−ノート−シラクーサ」でタオルミーナ⇔シラク―サの移動の途中に訪れることも可能です。
タオルミーナ発または着の場合、スペリオーレの大聖堂→イブラのパノラマが見える場所→イブラまで車で移動しますので、階段の上り下りを避けたいご年配の方にも安心してご参加いただけます。
ラグーサ Ragusa
ラグーサ・イブラの絶景

ラグーサ Ragusa
隣の丘から見たラグーサ・イブラ

ラグーサ Ragusa
丘と丘が橋で繋がれたスペリオーレ地区

ラグーサ Ragusa
陶器のタイルで装飾された教会の鐘楼

ラグーサ Ragusa
バルコニー下の彫刻がユニーク

ラグーサ Ragusa
町の周囲を取り囲む丘陵

イブラ地区とスペリオーレ地区の間は、離れているので、市バスの利用がお勧め。スペリオーレ地区から、イブラ地区に歩いて降りるのはいいのですが、イブラ地区を散策した後に、スペリオーレ地区に歩いて登るのはきついです。イブラとスペリオーレ間のバスは、1時間に1〜2本程度ありますが、2本路線があり、走る道が異なるので注意!
ラグーサに泊まるなら、バロックの雰囲気が漂うイブラ地区のホテルがお勧めです。
ホテル名をクリックすると、オンライン予約から予約出来ます。 B&B、アパート予約の注意
B&B イブラ・リゾート イブラの入口のモダンなB&B。駐車場やバス停に近い。 ★お勧め
B&B テラッツァ・ディ・ソーニ イブレオ公園近くの新しいB&B。バス停に近い。
B&B ジャルディーノ・スル・ドォーモ ドォーモに近い。庭とプール付。アクセスはやや不便
ロカンダ・ドン・セラフィーノ ☆☆☆☆ イブラの入口に近い石造りのプチホテル。J.スイートはバスタブ付
サン・ジョルジョ・パレス ☆☆☆☆ ドォーモ近くのモダンなプチホテル。エレベーター、峡谷を見渡すテラスあり。 ★お勧め
冬に泊まるなら、冬季休業で閑散としているイブラよりもスペリオーレ地区のホテルがお勧めです。
ヴィットリオ・ヴェネト ☆☆☆ 大聖堂の近くにあるモダンなプチホテル。
ラ・ディモーラ・ディ・ピアッツァ・カルミネ ☆☆☆ イブラビューの部屋があるプチホテル
アンティーカ・バディア・ルレ ☆☆☆☆☆ 大聖堂の隣。歴史ある建物を改築したプチホテル ★お勧め
その他のラグーサのホテル

 ラグーサ・イブラ
サン・ジョルジョ大聖堂(=ドォーモ) 《Google Map》 Duomo di San Giorgio
イブラ地区の中心に18世紀から19世紀の初めにかけて建てられたイブラの守護聖人聖ジョルジョを奉る教会。
建築家ロザリオ・ガリアルディの設計で、躍動感と優雅さがあります。教会本体は1739〜1775年、クープラは1810〜1820年に建設され、前の鉄柵は1890年に取り付けられました。
内部は、ラテン十字形の三廊式。33枚あるステンドグラスの内、13枚に聖ジョルジョの殉教が描かれています。
開: 月、水〜日 10:00〜12:00/12:30 月〜日 16:00〜18:00
休: 火曜午前
※季節によりオープン時間が変更になります。

大聖堂の前のドォーモ広場には、カフェのテーブルと椅子が広げられ、たえず人々が行きかう開放的な空間になっています。ここで、ダヴィアーニ兄弟の「カオス・シチリア物語」とトルナトーレの「明日を夢見て」のロケが行われました。
ラグーサ Ragusa ドォーモ広場

ラグーサ Ragusa ドォーモ広場
サン・ジョセッペ教会 《Google Map》 Chiesa di San Giuseppe
イブレオ公園からドォーモ広場に向かう手前にあります。ドォーモと建築様式が非常に似ているので、ロザリオ・ガリアルディか、彼の影響を受けた建築家により設計されました。
1756〜1796年に、大震災の前はサン・トマーゾ教会と鐘楼があった場所に、隣接するベネディクト派の女性修道院により、建てられました。
映画「明日を夢見て」のロケ地
ラグーサ Ragusa サン・ジョセッペ教会
旧サン・ジョルジョ教会の入口 《Google Map》 Portale Ch. di S. Giorgio
イブラ地区の東端、ジャルディーノ・イブレオの近くにあります。
14世紀中頃の創建。震災で崩壊し、現在はカタロニア・ゴシック様式の門のみ残っています。入り口の上の半円形の部分には、龍を滅ぼす聖ジョルジォの浮き彫り彫刻があるのに注目。
震災後、イブラの中心にサン・ジョルジョ大聖堂が出来る前は、ここのサン・ジョルジョ教会がありました。
ラグーサ Ragusa 旧サン・ジョルジョ教会の入口
プルガトリオ教会 《Google Map》 Chiesa di Purgatorio
イブラ地区の入口にあります。
1658年創建。教会本体は1693年の大地震に耐え抜きましたが、ファザードは18世紀にバロック様式で再建されています。後ろの鐘楼は、8世紀のビザンチン時代の城壁の上に建っています。
開: 金、土、日 10:30〜12:00 16:00〜18:00
休: 月〜木
※季節によりオープン時間が変更になります。
ラグーサ Ragusa プルガトリオ教会
コセンティーニ宮殿 《Google Map》 Palazzo Cosentini
イブラ地区の入口付近にあります。
18世紀の半ば過ぎに建設が始まり、1779年に完成。ラッファエーレ・コセンティーニ男爵とその息子のジュセッペ・コセンティーニ男爵により建てられました。
ラグーサのバロック様式の貴族の宮殿を代表する建物で、特にバルコニー下の人間や動物をを模ったユニークかつグロテスクなバロック彫刻に特徴があります。
ラグーサ Ragusa コセンティーニ宮殿
イブレオ公園 《Google Map》 Giardino Ibleo
イブラ地区の東端にあります。公園の端から、周囲の丘陵地帯の風景が広がります。南国の植物が植えられた庭園内には、ベンチもあるので、休憩するのにお勧めの場所。
公園内には、サン・ヴィンツェンツォ・フェッラリ教会(又はサン・ドメニコ教会)、サン・ジャコモ教会、カップチーニ教会があります。
また、公園入口には公共トイレ(有料)もあるので、立ち寄ってみるのにお勧めです。
ラグーサ Ragusa ジャルディーノ・イブレオ
 
サンタ・マリア・デッレ・スカーレ教会 《Google Map》 Chiesa di S. M. delle Scale
イブラ地区の向かいの丘の斜面にあります。元々、ここには12世紀に創建されたサンタ・マリア・デッレ・カタラッテ教会がありましたが、震災で破壊。18世紀に入り、サンタ・マリア・デッレ・スカーレ教会の名で、バロック様式で再建されました。右側廊のカタロニア・ゴシック&ルネサンス様式の小礼拝堂と、教会入口付近に、震災前の教会の名残があります。
教会内部もすばらしいのですが、この教会前から見るイブラのパノラマが、息を呑むほどすばらしい!ラグーサの必見絶景ポイントです。

開: 土、日(開館時間不明)
ラグーサ Ragusa サンタ・マリア・デッレ・スカーレ教会

ラグーサ Ragusa サンタ・マリア・デッレ・スカーレ教会
 ラグーサ・スペリオーレ
サン・ジョバンニ大聖堂 《Google Map》 Cattedrale di S. Giovanni
震災後に建てられたスペリオーレ地区を代表する堂々とした構えのバロック様式の教会。
ラグーサ・スペリオーレの守護聖人聖ジョバンニに捧げられています。スペリオーレ地区の建設開始とともに、小さい教会が出来ましたが、1718年に現在の大規模な教会の建造が始まりました。工事が1778年まで続き、クーポラは1783年に完成。内部はラテン十字形の三廊式で、天井と壁には漆喰装飾があります。
開: 月〜土 07:45〜12:30 15:00〜20:00
    日、祝 07:45〜13:00 16:00〜20:30

【鐘楼】
開: 月〜土 09:30〜12:00 15:00〜18:30
料: 2.00ユーロ
(2018年10月時点の情報)
ラグーサ Ragusa サン・ジョバンニ大聖堂

ラグーサ Ragusa サン・ジョバンニ大聖堂
ラグーサ州立博物館 《Google Map》 Museo Regionale Ragusa
メディテラネオ・パレス・ホテルが入っている建物の地下にあります。
ラグーサ県で発掘された新石器時代からローマ時代末期までの陶器等の考古学の品々が展示されています。
開: 月〜土 09:00〜18:30
料: 無料
休: 日(毎月第一日曜日は開館)、祝
(2019年11月時点の情報)
 ラグーサ郊外 ドンナフガータ
ドンナフガータ城 《Google Map》 Castello di Donnafugata
ラグーサ郊外南西約20キロの田園地帯にある広大な敷地を持つ城。
19世紀後半、ドンナフガータ男爵のコッラード・アレッツォにより建てられた農場の役割を兼ねた田舎の城で、別荘として使われていました。
何回か改築しているため、建築様式が混ざっていますが、正面は20世紀初めのネオ・ゴシック様式で、部屋は全部で122室あります。
1982年にラグーサ市が買い取り、修復が行われています。イタリアのテレビドラマ「モンタルバーノ警部」のロケが行われたこともあります。
開: 2019年4月14日〜9月29日
   火〜日 09:00〜13:45(最終入場 13:00)
         14:30〜19:45(最終入場 10:00)
料: 6.00ユーロ
休: 月、一年の内の特別な祝日
※季節によりオープン時間が変更になります。
(2019年5月時点の情報)

専用車の旅 では、タオルミーナまたはシラク―サ発日帰り観光にて、交通の不便なところにあるドンナフガータ城を訪れることが可能です。
興味のある方はお問合せ下さい。
ラグーサ Ragusa ドンナフガータ城

ラグーサ Ragusa ドンナフガータ城
ラグーサの高級食材屋
Antica Drogheria Ibla HP 《Google Map》
Corso XXV Aprile, 59 Ragusa Ibla
イブラ地区のドォーモとジャルディーノ・イブレオの間にある。この地方独特のお菓子やオリーブオイルやワインを豊富に扱っている。試食のコーナーがあり、お菓子、モディカチョコレート、ジャム、ペースト、オリーブオイル等が試食が出来るのが嬉しい。この地方のMonti Ibleiのオリーブオイルは、シチリアのみならず、イタリアの中でも質が高いことで知られる。
※昼休みあり ※水曜定休
ラグーサのジェラート屋&ワイン屋
Gelati Divini HP 《Google Map》
Piazza Duomo, 29 Ragusa Ibla
イブラ地区のドォーモ広場に面しているジェラート屋兼エノテカ。
この地方独特の食材を使ったジェラート(ワイン味、ペペロンチーノ入りチョコレート味、イナゴマメ味など)が面白い。夏はグラニータもある。ワインを販売しているだけでなく、グラスワインも飲める。この地方のワインネーロ・ダヴォラやチェラスオーロ・ディ・ヴィットリアを試してみては。
ラグーサ Ragusa ジェラート屋
ラグーサのバール兼お菓子屋
Pasticceria Di Pasquale HP 《Google Map》
Corso Vittorio Veneto, 104 Ragusa Superiore
スペリオーレ地区のサン・ジョバンニ大聖堂近くにある。坐る席もあるので、休憩にお勧め。
ラグーサ Ragusa バール兼お菓子屋
ラグーサのチーズ屋
Salumeria Barocco HP 《Google Map》
Corso XXV Aprile, 80 Ragusa
イブラ地区のイブレオ公園からドォーモに歩いて行く途中にある。ラグーサ地方のチーズだけでなく、シチリア各地のチーズを扱っている。チーズの販売(真空パック可)の他、チーズやサラミの盛り合せとワインで食事も出来る。チーズの盛り合せはラグーサ地方のチーズ「ラグサーノ」や「赤ワインネーロ・ダヴォラ浸プロヴォーラ」だけでなく、珍しいアグリジェントの山羊「カプラ・ジルジェンターナのチーズ」も食べられて、チーズ好きの方のランチにお勧め!
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