■ ドォーモ&鐘楼 《Google Map》 |
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Duomo & Campanile |
ノルマン時代の1197年の建造。1638年と1783年の地震でファザードが大きな被害を受け、1908年の大地震でアプスの部分を残して建物全体が崩壊。1928年に再建されたものの、第二次世界大戦中の1943年に空爆で大規模な火災に見舞われ大分部が焼失したため、第二次世界大戦後に再建されました。
ドォーモ正面の3つの入口は14〜16世紀のゴシック様式で、右側外壁に連なる二重窓も15世紀のゴシック様式です。ドォーモ内部は、アプスの天井に14世紀の金地モザイクが再現されていて、身廊の両側の壁には、昔の司教の墓や聖人の像が並んでいます。
【ドォーモ】
開: 07:30〜12:30 16:00〜19:30
※月〜土の07:30・18:00、日・祝の09:00・11:00・12:15・18:00はミサがあり、見学が制限されます。
内部の右側には宝物殿があります。宗教関係の金銀細工と、メッシーナの守護聖人の手紙の聖母マリアの絵の上にかぶせる17世紀の精巧な金細工のカバー(イタリア語ではマント)があります。
【宝物殿&鐘楼】
開: 4月〜7月 月、水〜土 10:00〜13:00
火 09:30〜15:30
8月〜9月 月、水〜土 10:00〜13:00
火 09:30〜15:30
10月 月、水、土 10:00〜13:00
火、木、金 09:30〜15:30
11月〜3月 火〜土 11:00〜13:00
料: 宝物殿 4.00ユーロ
鐘楼 4.00ユーロ
宝物殿&鐘楼共通券 6.00ユーロ
休: 日、祝、月(11月〜3月)、12月24日、12月31日
(2020年1月時点の情報)
ドォーモの左側には、鐘楼があります。ドォーモと同じくノルマン時代に建てられましたが、1783年の地震で倒壊。再建されますが、1863年当時の行政の指示で壊され、ドォーモのアプスの両側に小さい鐘楼が二つ建てられます。しかし、それも1908年の大地震で倒壊。再建された鐘楼は高さが60mあり、巨大な天文時計が設置されています。フランスのストラスブールのノートルダム大聖堂の天文時計を作ったジャン・バプティスト・シュウィルジュの後継者のウンゲラー社により1933年に制作された時計で、世界でも最も大きい天文時計の一つです。
天文時計はからくり時計になっていて、正午になると、アベマリアの音楽とともに、からくり時計が動き出します。ライオンが吠えたり、鶏が鳴いたり、手紙の聖母マリアの物語の一部が展開します。
毎日正午から約12分間、からくり時計は動くので、日帰り観光でメッシーナに行かれる方は、この時間に合わせて行くのがお勧めです。
20世紀前半のレトロなからくり時計が楽しめますよ!
鐘楼の中には階段があり、登ることが出来ます。登るとメッシーナの町が一望出来ます。 |
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■ オリオンの噴水 《Google Map》 |
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Fontana di Orione |
16世紀の都市計画で造られたドォーモ広場の端にある噴水。
メッシーナの町に水を引く初めての水路の完成を記念して、16世紀中頃にミケランジェロの弟子のジョヴァンアンジェロ・モントルソーリにより造られました。カッラーラの大理石製です。
噴水の一番上にはメッシーナの町の伝説上の建設者であるギリシャ神話の巨人オリオン。その下は天使とイルカ、4人のニンフのナイアス、4人の半人半魚のトリートーン、4つの川を凝人化した像、溶岩製の海の怪物です。 |
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■ サンティッシマ・アヌンツィアータ教会 《Google Map》 |
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SS. Anunziata
dei Catalani |
12世紀にカステラマーレのサンタ・マリア教会として建てられたアラブ・ノルマン様式の教会です。
14世紀にはアラゴン王家の墓所になりますが、15世紀末にカタルニーニャから来た人々に譲られました。それ以来、カタラーニのアヌンツィアータ教会と呼ばれています。
柵に囲まれたこの教会、道路よりも低いところにあります。これは、12世紀の創建当時の地盤の高さにあるためです。つまり、現在の町の地盤は、昔よりも高くなっているのです。
開: 09:30/10:00〜12:30
※季節によりオープン時間が変更になる可能性あり
(2015年12月上旬時点の情報) |
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■ ドン・ファン・デ・アウストリアの像 《Google Map》 |
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Statua di
Don Giovanni D'Austria |
ドォーモとカタラーニのサンテッシマ・アヌンツィアータ教会の近いカタラーニ広場にあります。
1571年に、メッシーナの港を出発し、レパントの海戦でオスマン帝国を打ち破ったスペインの指揮官ドン・ファン・デ・アウストリアを記念して建てられた像です。
この付近には、レストランやカフェがたくさんあり、食事時は人々で賑わっています。 |
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■ メッシーナ州立博物館 《Google Map》 |
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Museo Regionale
di Messina |
メッシーナの町の外れ、国鉄の駅から4キロほど海岸線を北に行ったところにあります。
小さな博物館ですが、カラバッジョの「ラザロの蘇生」と「羊飼いの礼賛」と、アントネッロ・ダ・メッシーナの「サン・グレゴリオの多翼祭壇画」と「聖母子」があります。
開: 火〜土 09:00〜19:00(最終入場
18:30)
日、祝 09:00〜13:00(最終入場 12:30)
料: 8.00ユーロ
休: 月
※毎月第一日曜日は無料
(2020年1月の情報) |
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■ クリスト・レ戦死者記念堂(教会) 《Google Map》 |
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Sacrario di Cristo Re |
メッシーナの町を見渡す標高60mの高台にある戦死者記念堂。
マタグルフォーネ城塞跡に、城塞の塔の一部を組む混む形で、1937年に建てられました。第一世界大戦で亡くなった兵士達の墓所になっています。塔の上には、鐘があり、鐘は第一次世界大戦の相手方の大砲の青銅を溶かして作られています。
クリスト・レ戦死者記念堂の前は、展望台になっていてベンチがあり、メッシーナ海峡のパノラマが楽しめます。 |
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