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列車でシチリアに入る場合、シチリア島への玄関口は、イタリア半島の先端のカラーブリアと向かいあっているメッシーナ〔Messina〕です。
イタリア半島を南下してきた列車が、カラーブリアのヴッラ・サン・ジョバンニ〔Villa San Giovanni〕で車両を切り離されて、大型フェリーの船腹に積まれメッシーナ海峡を渡り、対岸のメッシーナまで運ばれます。そして、メッシーナで車両が連結され、パレルモ〔Palermo〕方面とシラク―サ〔Siracusa〕方面の二方面に別れ、それぞれ目的まで行きます。

時刻表と料金は、Trenitaliaのサイトで見ることが出来ます。イタリアは日本よりも列車のE-Ticketが進んでいて、Trenitaliaのサイトから全ての列車のチケットを購入することが出来ます。
(近年、イタリアでは小さい町の駅の切符売り場がなくなったり、中規模の町の切符売り場が平日(月〜金)の午前か午後半日しか開いてないことが多くなりました。自動販売機はありますが壊れていることもありますし、特急列車の場合は、早期割引もあるので、事前にTrenitalitaのサイトからネット購入するのがお勧めです。)
【シチリアとイタリア本土各都市を結ぶ直通列車】 ※最終更新 2018年3月
区間 鉄道会社 所要時間*
ローマ−メッシーナ
→メッシーナにてシラク―サ方面とパレルモ方面に分離**
Trenitalia 08:05
ナポリ−メッシーナ
→メッシーナにてシラク―サ方面とパレルモ方面に分離**
Trenitalia 05:40
ミラノ−メッシーナ 【夜行】
→メッシーナにてシラク―サ方面とパレルモ方面に分離**
Trenitalia 18:35
ジェノバ−メッシーナ 【夜行】
→メッシーナにてシラク―サ方面とパレルモ方面に分離**
Trenitalia 16:50
* おおよその所要時間
* 最終目的地まで切符購入可能です。メッシーナで乗換も不要です。
ローマ/ナポリからは日中の列車でシチリアに入ることが出来ますが、北イタリアからは12時間以上かかるため、夜行になります。
ローマ/ナポリからの列車Intercityは、ローマからだと長時間なので忍耐が必要ですが、ナポリからならば、列車の車窓から南イタリアの風景を楽しみつつ移動出来るので、のんびりと旅行したい人にお勧めです。
夜行エクスプレスは、宿泊費が浮かせるというメリットがありますが、音がうるさかったり、車両の清掃が完璧に行きとどいていなかったり、コンパートメントの温度調節がよく出来なかったりで、熟睡できないので、あまりお勧めしません。
女性の一人旅や女性同士の旅の場合は、女性〔Donna〕専用の寝台または簡易寝台にすること。予約の際に指定することが出来ます。
また、イタリア本土からの列車は長い距離を走るため、たまに1〜2時間程度遅れることもあります。(特に8月のバカンスシーズンや、年末年始の帰省ラッシュのとき)
2018年初夏から、船でメッシーナ海峡を渡る時は、荷物と一緒に車両に残ることが禁止され、船内のロビーに移動するのが義務づけされました。(無人の車両にスーツケースを残していくのが心配な人や、スーツケースを抱えてロビーに行きたくない人は、列車の利用を見合わせた方がいいかもしれません。)
 メッシーナ海峡大橋?
日本人観光客の方から、メッシーナ海峡に橋が架かる前に船で渡ろうと思ったと、時々聞きますが、急ぐ必要は全くありません。橋を架ける話しが出てから、すでに50年を超えています。一度は建設業者まで決定したにも関わらず、2013年に白紙に戻りました。いろいろな問題で、今後も半永久的?に架かることはないでしょう。メッシーナ海峡のフェリーは、この先も末永く運航されるものと思われます。
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