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「ヴィッラグランデ」ワイナリー訪問コース
バローネ・ディ・ヴィッラグランデ〔Barone di Villagrande〕は、エトナ山の海側、東山麓標高650〜700m、エトナDOC白の白葡萄カリカンテの産地ミロにて、1727年からワイン造りをする歴史あるワイナリーです。
ミロ以外でも白葡萄の栽培は行われていますが、このミロで栽培されたカリカンテの葡萄80%以上を使用した白ワインのみエトナDOC白スペリオーレと呼ばれます。
葡萄畑は、美しいイオニア海を望むテラス式の土地に広がります。
エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ
ワイナリーの葡萄畑
17世紀末にエトナ山の麓にある海沿いのアチの町から標高約700mのミロの地に、溶岩の大地を開墾するために、ニコロージ一家はやって来ました。1726年に、葡萄栽培技術とワイン造りへの貢献を評価され、シチリア王カルロ4世(神聖ローマ皇帝カール6世)により、ヴィッラグランデ男爵の称号を授けられました。現オーナーのマルコ氏の父、カルロ・ニコロージ・アズムンド氏は、元カターニア大学の醸造学教授であり、シチリアのワイナリーにおける有機農法の先駆者、1968年にエトナのワインがシチリアで初めてDOCのワインに認定された時にも貢献しています。

現在、ワイナリーは、エトナ山麓だけでなく、エオリエ諸島のサリーナ島にも葡萄畑を所有し、デザートワイン「マルヴァシア」の葡萄の栽培をしています。このサリーナ島でマルヴァシアの製造をするのは、マルコ氏の母マリア女史の発案で、夫と息子の反対を押し切って始めたとか。でも、それだけの情熱を持ってやっただけあり、素晴らしいデザートワインです。

2012年にはワイナリーに併設した宿泊施設「ワインリゾート・ヴィッラグランデ」が誕生し、レストランも拡大されて、現在は大勢の観光客が訪れるワイナリーになりました。
バローネ・ディ・ヴィッラグランデのワイン
エトナ」 DOC 赤・白スペリオーレ・ロゼ
白 スペリオーレ−ミロの地で栽培されているカリカンテ100%
赤−ネレッロ・マルカレーゼ80%、ネレッロ・カプッチョ80% 12ヵ月バリック樽で熟成
ロゼ−ネレッロ・マスカレーゼ90%、カリカンテ10%
シャーラ」 IGT 赤
葡萄はほぼメルローで、若干ネレッロ・マルカレーゼ バリック樽で18ヵ月熟成、瓶熟6ヵ月
フィオーレ」 IGT 白
カリカンテ90%、シャルドネ10% 樽発酵後、バリック樽で8〜9ヵ月熟成
レーニョ・ディ・コンツォ」 DOC白スペリオーレ
カリカンテ100% 樽発酵後、バリック樽で12ヵ月熟成、瓶熟12ヵ月
マルヴァジア」 デザートワイン
マルヴァジア・デッレ・リパーリ95%、コリント・ネーロ5% サリーナ島で8〜12日天日で乾燥させた後、発酵、約9ヵ月後に瓶詰
シチリアの太陽と甘い風の香りが凝縮されたような香り豊かなデザートワイン。
グラッパ」 エトナ白・赤
バローネ・ディ・ヴィッラグランデのワイナリー
イオニア海と葡萄畑を見渡すエトナ山の斜面にワイナリーはあります。
エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ
ワイナリーからイオニア海が見える テラス式葡萄畑 有機栽培の葡萄畑
 
エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ
昔使用していた大樽 瓶詰め作業中 ワイナリーの敷地内
エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ エトナのワイナリー バローネ・ディ・ヴィッラ・グランデ
試飲するワイン 地元名産おつまみ 葡萄の皮を取りに来たグラッパ工場の人
専用車の旅 エトナ東山麓のワイナリー「ヴィッラグランデ」訪問にて、バローネ・ディ・ヴィッラグランデのワイナリーを訪れてみませんか。
高台からの葡萄畑と樽蔵見学後、おつまみをいただきながら、5種類のワインをテイスティングをします。ワイナリーでワインの購入も可能です。
ワイナリーは宿泊施設(プール付)も併設しています。リゾート気分を味わいながら、食事とワインを楽しむことが出来ます。
「ワインリゾート・ヴィッラグランデ」のオンライン予約(最低2泊から宿泊可)
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