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カラタビアーノ城塞〔Castello di Calatabiano〕は、タオルミーナ近郊にある田舎町カラタビアーノの外れに位置しています。正面にはイオニア海、北にはタオルミーナまでの海岸線、南にはカターニアまでの海岸線、背後には内陸部のアルカンターラの谷を見渡す標高約220mの山の上、絶好の展望の地にあります。

9世紀のアラブ時代に遡る古い歴史を持つ城塞は、1693年の大地震の後、見捨てられいましたが、近年大規模な修復工事が行われ、一般公開されるようになりました。山の麓から山の上の城塞までパノラミックなケーブルが設置され、周囲の風景を眺めながら、楽に登ることが出来ます。
町の中心には、古い教会がありますが、あまり観光客が訪れることはありません。町の中心の広場では、年配の男性がたむろしているという典型的なシチリアの田舎町です。

【行き方】
@列車
タオルミーナ・ジャルディーニ駅からカターニア方面行き各駅列車に乗り、カラタビアーノ駅下車。駅から城塞まで約2km。
もしくはタオルミーナからタクシーかハイヤーをチャター。
カラタビアーノ Caltabiano
クロチフィッソ教会とカラタビアーノ城塞

カラタビアーノ Caltabiano
カラタビアーノ城塞

カラタビアーノ Caltabiano
城塞からの眺め

サンテッシモ・クロチフィッソ教会 《Google Map》 Chiesa di SS. Crocifisso
山の上のカラタビアーノ城塞の手前にあります。
1484年に建てられた後期ゴシック様式の教会です。昔はこの教会の下には村落がありましたが、1693年の地震の後、見捨てられました。
毎年5月第三日曜日に行われる聖フィリッポの祭では、この教会から町の中心まで、険しい山道を下りながら、地元の男達が守護聖人の像の神輿を担いでいきます。
カラタビアーノ Caltabiano サンテッシモ・クロチフィッソ教会
カラタビアーノ城塞 《Google Map》 Castello di Calatabiano
9世紀のアラブ時代に築かれた城塞です。15〜17世紀、スペイン系貴族のクルイラス家がこの地を支配していたときに拡大されました。1693年の大地震の後、300年以上放置されていましたが、大規模な修復工事が行われ、2009年から見学可能になりました。城塞内部には、いつくかの部屋、礼拝堂、中庭、テラス、バールがあります。
城塞の下には、駐車場と切符売り場があり、そこからケーブルで城塞まで一気に登ります。
開: 6月第二週〜9月第一週 水〜日
   10:00〜13:00(最終入場 12:30)
   16:00〜21:00(最終入場 20:30)
   9月第二週〜6月第一週 水〜日
   09:30〜13:30(最終入場13:00)
休: 月、火、特別の祝日
料: 城塞 5.00ユーロ + ケーブル 2.00ユーロ(往復)
(2020年1月時点の情報)

カラタビアーノ城塞公式サイト [英語]
カラタビアーノ Caltabiano 城塞

カラタビアーノ Caltabiano 城塞
城塞内部と周囲に広がる風景
城塞は登ってみて、初めてどうしてそこに建てられたか分かります。海岸線だけでなく、内陸も驚くほど遠くまで見渡せます!
カラタビアーノ Caltabiano 城塞 カラタビアーノ Caltabiano 城塞 カラタビアーノ Caltabiano 城塞
城塞内部 眺めがいいバール 城塞内部
カラタビアーノ Caltabiano 城塞 カラタビアーノ Caltabiano 城塞 カラタビアーノ Caltabiano 城塞
背後に広がるアルカンターラの谷 背後に広がるアルカンターラの谷 海岸線の風景
カラタビアーノ Caltabiano 城塞 カラタビアーノ Caltabiano 城塞 カラタビアーノ Caltabiano 城塞
城塞の下にやって来る山羊 楽々登れるケーブル ガラス張りのケーブルのキャビン
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