何千もの間火山活動を続けている、シチリア島東部の海岸線に位置するヨーロッパで一番高い活火山エトナ山〔Monte Etna〕(標高約3325m)が、第37回ユネスコの世界遺産委員会にて、6月21日世界遺産(自然遺産)に正式登録されました。
紀元前693年からの噴火記録、世界でも類まれな火山活動、その名が何千年も前から知られていること(ギリシャ神話にも登場)、科学的重要性、文化的教育的価値が認められました。
これによりシチリアは、イタリアで唯一2つの自然遺産を持つ州(エオリエ諸島、エトナ山)になり、ロンバルディア州、トスカーナ州と並びイタリアで最も世界遺産の数が多い州(6件)になります。
そして、シチリア東部は、世界遺産の宝庫イタリア(47件)の中でも、世界遺産が集中する地域になりました。
【シチリア東部の世界遺産リスト】
・エオリエ諸島
リパリ島
ヴルカーノ島
サリーナ島
ストロンボリ島
パナレア島
フィリクーディ島
アリクーディ島
・ヴァル・ディ・ノート後期バロック様式の8つの町
カターニア
カルタジローネ
ラグーサ
モディカ
ノート
シクリ
パラッツォーロ・アクレイデ
ミリテッロ・ヴァル・ディ・カターニア
・シラク―サとパンタリカ
・エトナ山
エトナ山の観光情報 |
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飛行機から見たエトナ山
標高3000m付近からカターニア平野を望む
標高1900m付近
標高3000m付近の溶岩流の跡(2009年)
エトナ山北麓のワイナリー
(溶岩の石を取り除くのが一番最初の仕事)
タオルミーナから見た冬のエトナ山 |