世界遺産「ヴァル・ディ・ノート」後期バロック様式の町の一つパラッツォーロ・アクレイデ〔Palazzolo Acreide〕にて、町の守護聖人の祭聖パオロ祭が6月28日の夕方から29日にかけて、行われます。特に6月29日の「ア・シュウタ」は有名で、イタリア中から大勢の観光客が見学に訪れます。
シチリアの守護聖人の祭というと、カターニアの聖アガタ祭や、パレルモの聖ロザリア祭、シラクーサの聖ルチア祭などが有名ですが、実はシチリアで一番情熱的な守護聖人の祭はここです。
6月29日午後1時に、サン・パウロ教会とその周囲で、花火と紙吹雪が打ち上げられ(大爆音が響き渡り、火花が紙吹雪と一緒に落ちてきます)、何十人もの信者の男性が2台の神輿を素肌の肩に担ぎ町を練り歩き、その後を裸足の町の女性達がぞろぞろと従います。途中、信者が生まれたばかりの裸の赤ん坊を感謝の印に、聖パオロの神輿に乗っている男性に抱き上げてもらうなど、ここならではの特色に溢れています。
聖パオロ祭のサイト [伊語]
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世界遺産の教会が吹き飛ばんばかり
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